MANOOON COLUMN。

キーボード・マノフミヒロの日々是エッセイ。
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SストーンもKY


「地震は報い」発言のSストーンが米中合作映画降板

TMZ.comによれば、マドンナの手がけるアフリカ、マラウイ共和国のエイズ蔓延についてのドキュメンタリー映画『I am Because We Are』のプレミア試写会のために友人として駆けつけたシャロンだったが、中国・四川大震災について、「あの地震とか他の様々な中国を取り巻く事件を見て思ったわ。これって因果応報?普段から良い行いをしていないと悪いことが降りかかるってわけね」と発言し、大騒ぎとなってしまった。
中国本土香港の芸能関係者、更にネットユーザーたちはこれに、「彼女に命を語る資格はない」「出演映画は上映しない」「イメージキャラクターになっているディオールの製品を買わないようにしよう」と大激怒。騒ぎは拡大しそうな勢いだ。
 27日付新聞晨報によれば、ディオールの中国本部はこの件について、「わが社がストーンさんと考えを同じにしていることは決してない。現在、解決の方法を検討中だ」と表明している。
 シャロンはチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世と親交がある。同時に、2007年の上海国際映画祭にゲストとして参加した際には実行委員会から「国際親善大使」の称号を贈られるなど、中国の国民には親中国派のイメージでも知られていた。

製作中の米中合作映画『人魚帝国』(ピトフ監督)を降板させられたことが分かった。28日付燕趙都市報が伝えた。
 製作者側は今回のシャロンの発言を「基本的な人類の道徳に反する」と批判。中国でシャロンが出演する映画を見ないよう呼びかける気運があることなどから、「制作スケジュールに影響はするものの、代役を探すことに決めた」という。

そんなシャロンだが、カンヌ周辺で行われたエイズ研究のための基金を募るチャリティ・イベントのホストも勤めており、自らもなんと10万ドルを寄付。さらにオークション用に自家用車のヴィンテージ・ポルシェ、911 Targaを提供したという。同イベントに参加したセレブは他に、マドンナ、ミシェル・ヨー、ナタリー・ポートマンら。集まった寄付金はamfAR(アメリカン・ファウンデーション・フォー・エイズ・リサーチ)に送られる。折角良い行いをしたというのに、うっかり発言でイメージも台無しである


これ、私もSストーンと同じことを思っているのだが、こんなこと書いたらこのブログも炎上するんだろうか??
中国に都合の悪いことを発言すると社会的に干されてしまう状況。
こんなやり方、いつまで続くんだろうか?

今、中国になにも言えないのなら、この先チベット問題はタブーになり、誰にも触れられなくなってしまうだろう。
世界は軍事力と経済力の前には発言出来ない空気が、出来上がろうとしている。
んで、「Sストーンは公人なんだから、例え思ってたとしても発言には注意すべき」とかってみんな日記で書いてるけど(↑の記事でもそうだが)、覚悟して発言したに決まってんじゃないか。
被害者心理を考えて・・・ていうのなら、そこでチベットの人たちのことを連想するのが普通の人間の良心だと思う。

結局、安倍さんの発言は全くメディアで取り上げられなかった。
地震のニュースの裏で、チベットは今どうなってるかなんて、わからない。
いまこの四川大地震の大変な時に、チベットの心配なんてしてる奴は叩かれるべきなのだろう。
ブログで不謹慎な発言したら途端に炎上、ちゅうのは結局、自分らの居心地のいい正義感や良識の空気を壊されただけなんじゃないの?と思えてきた。
誰もが発信できるのがネットなのだから混沌とするにきまってる。
自由に発言できるネットの恩恵に授かりながら、結局それぞれ個性を磨くよりも、空気を読んで馴れ合ってた方が居心地いい連中、ってだけのような気がする。ネットの中。
みんなもっと傷つくことを受け入れた方がいいと思う。
今の世の中やネットを不自由にしてるのは被害者意識である。

「一億総発信時代」と謳ってるけど、結局「空気」ありき。
KYって言葉が流行してから、なんか特にそんな感じだ。

思えば人間社会が大きくなっていったのは必ず時代の空気があって、KY的要素を排除していったという側面がある。
理想的な社会というのは、個人の自由を尊重しながら、社会としての「輪郭」を提示する。
人間の集まりはカオスであり、「みんなにとって理想的な社会のための目的」に全ての者が気持ちよく参加できるわけではない。
1、空気を理解できないもの
2、理解しつつも違うやり方に挑戦したがるもの
3、常識や空気を壊さないように、許された範囲内で自分の居場所を見つけるもの
と様々である。

3はいろんな場の空気を上手に両立し、迷惑をかけず、目標とされる「上手で豊かな」生き方であり、このスタンスを思い描く人が今この国では多いのではと思う。
しかしそれは人間の想像力や正義感は空気とは関係ないトコにある。

1と2のように人と違う生き方しかできない者(を選ぶ者)は困難な人生を歩む覚悟
をしなくてはいけない。
僅かではあるが、そんな空気から逃げた者だけが時に名を残したりしている。
かつてKYだった人間がこちら側の世界を救う可能性があるのである。
Sストーンも安倍さんも、人格を掛けてのKY発言だし、
ダライラマ14世は「異宗教間の相互理解」が人生のテーマだそうな。
そんな奴、宗教戦争してるとこへ言ったら、完全にKYである。
しかし、誰が考えてもわかるようにその行いは正しいのである。

今の時代、子供たちの中でさえKYを排除する流れは強くなっている。
器用に空気を読める子供だけが、親にも学校にも「手が掛からない」と誉め
られる流れは、どーなんだろうか。
子供はあるがままであり、親の手の掛からないためにあるのではないのである。

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自分なりのリアリティ〜中国という国

さて自分自身とチベットの関係はというと、自分はチベットに行った事もないし
、チベット人の友人がいるわけでもない。

ビョークがチベット独立を中国ライブで叫んだあたりからこの問題を知りはじめ
たようなタイプで、チベットの現状について理解したのはつい先日だ。

香港に住む知人や、チベット人を知り合いに持つ友人のミクシイ日記のリアリティに衝撃を受けたり、世界中の聖火リレーをyoutube等で観たりもしたが、チベット関連のニュースを見終わった後、義憤を感じながらもどこかで、
「まあこれは他人事だから仕方ないな」
という思いがあったのは確かである。
凄惨な人権問題は世界各地でまだまだあって、それにはその国なりの事情があったりする。
中国共産党は全く正しくないが、それは簡単に裁ける問題ではなく、どの国も複雑な歴史のまっ最中にいるんだよな、なんて思っていた。
自分自身のリアリティに正直な感覚は、深い共感と同情を寄せること、それが平和な国に住む自分なりの誠実なチベット感だった。

それが他人事ではなく、実感ある脅威に変わってきたのは、中国の様々な実態と、
それに対する日本の態度を見た時だ。

高度経済成長期を迎えオリンピックを間近に控えた中国。
共産党の一党支配。
人民の盲信的な一体感の恐ろしさ。
自分たちがよければいいという人間性。
資源力と人海戦術に物を言わせ、無知無盲なまま軍事力と経済力を拡大させてい
く中国。

軍事と経済を制した者がこの世界の覇者だろうと、100年前の価値観を恥じることなく平気で用い、強気の態度を崩さない中国には本気で腹が立つ。
日本がどのような戦争をして、今平和で豊かなのか、全く理解していないし、
豊かさが嘘と抑圧で手に入ると思っている。
歴史がとっくに証明した愚かで安易なやり方を、今この時代に繰り返そうとしている。

チベットが中国のものになった後も、
きっとこの連中は、例えばツバルという島が沈んでいく事や、その住人の気持ちなどに
は関心を示さず、環境汚染と経済活動を繰り返すだろう。
ご存知、大国の経済活動が地球環境に与える影響は甚大である。
中国だけではなくアメリカも日本も立場は同じだが、オリンピック終了後、この
国の経済活動を抑止できる者はいるのだろうか。
自分たちだけの感覚では生きていけない時代がくるのである。

環境問題と民族の多様性についてはまた詳しく書こうと思うが、とにかく帝国主義時代の白人のような支配欲と、ベルリンオリンピックを控えたナチスがそっくりそのまま今の中国に重なる。

そして日本に対する態度。
世紀の大嘘、南京大虐殺についていまだ謝罪と慰謝料を求める中国。
今までODAで何兆円も日本に支援して貰いながら、反日感情を高めるために人民には一切報道しない中国。
「日中友好」と言いながら、毒餃子の出所が科学的に立証されたにも関わらず、解決に協力する意志のない中国。
日中友好とは日本が一方的に貢ぎ物をする関係の事ではないか。

さらにどうしようもないのが、そんな中国の要求に対する日本人の中にまともな関係を築こうとする実効力を持つ勢力がほとんどいない事だ。

首相は靖国参拝を止めさせられ、日本の歴史教科書は中国に検閲され、マスコミは中国寄
りの印象操作。
聖火リレーでは中国人が暴力を振るっても、マスコミも警察も動かなかった。
何故ここまで日本だけ中国のいいなりになるのかわからない。
今、中国はチベットも日本も同じに見ているのではないか。


明日6日には胡錦濤主席が奈良の法隆寺、唐招提寺でフクダさんと首脳会談だ。
これについてもマスコミで報じられたのは「首相、パンダ借り入れ要求か?」である。
アホかと。

胡錦濤は江沢民時代にチベット弾圧による功績が認められ、国家主席まで上り詰めた人物である。
そんな人間に笑顔でパンダを借りる姿を見て、世界はなんと思うだろうか。
世界の声よりも、なぜ中国だけが怖いのだろうか。

そして気になるのは、なぜ会見場所が法隆寺なのかという点だ。
思うに、仏教は中国から伝わり、日本はそもそも中国文化圏だという主張をこの辺りから始める気なのではないか。
中国はもう沖縄はもともと中国の領土だと言い始めているし、チベット、ウイグルと領土拡大を広げてきた中で「本来ここは中国の土地だった」なんて平気で言う国である。
それに対し首相が曖昧に言葉を濁した場合、「日本は中国の土地です」なんて言
ってるようなもんである。
中国はそう捉えて、100年計画で日本を支配下に置く準備を始めるだろう。
もう始まってるのかもしれない。

このままではいつか日本政府は「わかりました。でも高度な自治は認めてください」と歓迎しそうだから怖い。
日本の政治家がダライ・ラマの真似をしても全く説得力がないのである。

世界はこのまま経済と暴力の至上主義を許していいのだろうか。
新しい価値観、民族の多様性の善、あるがままの尊さを立ち返り、日本人は一民族として、今の中国の態度に毅然と抵抗しなくてはいけないのではないか。
この世界は軍備を増やし続けねばならない「不安」の世界ではなく、非核、非暴力でも意見の通じる「愛」の世界であることを信じたいのだが。

そういえば石原都知事が、「パンダなんてもう東京にいなくていいよ」と言っていた。
なんだか会談に対する親中の空気に強烈な抵抗感を示しながらも、絶対にはっきり中国批判ができないなにかを感じさせる態度だった。
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Dalai Lama talks in Japanダライラマ法王記者会見@成田

Part.1of5

Part.2of5

Part.3of5

Part.4of5

Part.5of5


ダライ・ラマ法王記者会見 全文

彼の祖国チベットは、中国共産党に侵略されつつある。
国民は虐殺され、子供を作らせてもらえず、自国の文化を伝承させることも許されない。
先代の偉人達の至宝の経典や寺院は焼かれ、今その存在ごと消滅させられようとしている。
その悲惨な実態は筆舌に尽くしがたい。

チベットと中国共産党の詳しい歴史について知りたい方は、この漫画をどうぞ。
信用できるソースを基に、中国がチベットを侵略する歴史が非常にわかりやすく書かれている。

被害の中心人物、ダライ・ラマの記者会見を観た時、結構拍子抜けしたものであった。
会見中、彼は無邪気にユーモアを口にし、被害に苦しんでいる様子も見せず、あまりにもあっさりとした態度であった。腕とか掻いてるし。
ただ、事実は事実として自分の考えをはっきりと主張した。
そして加害者への批判よりも、この問題を注目している諸外国の記者達に感謝の言葉を語った。

観ていくうちに漠然と理解しだした。
会見中に「言論の自由」や、「民主化」という言葉を使っているが、彼の本質は芯からの仏教徒であり、死してあの世になにを持っていくべきかが彼の人生の中で最も重要なのだろう。

笑顔を絶やさず、明るく優しく人に接すること、
外界に要因はなく、自分の内に答えがある事を知っていること、
世界は不安より愛に溢れていること。
そして、相手を赦すこと。
「いかなる時でも」それを体現しているであろう彼の態度に、あらゆる宗教の目指す「完全なる調和」ってのは、こういうものなのかと思った。
宗教家の理想像=人間の在り方としての最終回答は、「いかなる時もありのままの自分でいる」ことなのだろうかと思う。
戦争放棄・非核の憲法を持つ日本にすむ者として、この会見は心にとどめておいていいのではないか。
考えうる最高に高潔な態度の在り方として。

なんにせよそんなチベット民族の思考回路を全く理解できない中国共産党にとって、これほど征服しやすい民族もなかっただろう。
そして「非暴力」のチベットを完全に侵略しつつある中国からみて、日本は今どのように見えているのだろうか。

「日本は非武装の国なので、日本人もダライラマのようにあるべき」と言いたいわけではない。
がしかし、中国の実態をまともに知らない今の日本の状況はいかがなものか。
チベットと同じ事態に直面した時、どういう在り方が自分達にふさわしいか、今の少ない選択肢の中で本当に「自分らしい選択」が出来るのだろうか。
そもそもみんな「自分らしい選択」をイメージできるだろうか。

ちなみにこの会見、日本の報道番組では、「悪魔のツノ」シーンが放送され、
「わざと明るく笑いをとってみせ、自分の印象をよくしようとしているようにも見受けられました」なんて報道したテレビ局もいた。
事実と異なることを放送するわけではないが、「なんかこんな感じでした」
と付け加えるだけで、印象は一変するというわけである。
これが印象操作である。

チベットのことをこのブログで取り扱う目的は、チベット人への同情心以上に、今の日本が相当に危険なように思えるからだ。
少なくともこの問題を不可解に思う者は、ひとりでも多く自分のやり方で発信した方がいいと思う。
チベット問題を考える事は、そのまま日本を考える事に繋がる。
チベット問題は「中国と日本」「中国人と日本人」や「平和と戦争」の未来について考える問題である。
そんな様々な問題について考え直す=目を覚まさせる絶好のきっかけになるのが健全であるはずなのに、問題点がまともに報道されない。
どうせなら核保有、戦争放棄反対といった声が、一意見として普通に交わされる方が、いまの情報が封鎖された状態よりも全く健全ではないか。

日本もチベットのようにならないためには中国、アメリカのように永遠に軍事力を強化し続けるしかないのだろうか。
「超現実的な」妙案を本気で考えたい。
戦争を反対する時、日本人独自の体験を踏まえた理想を語ることを恐れていてはいけないのである。

そして地球規模の環境問題を目前に控えている世界で、この国はこの先どんな役割を果たすべきなのだろうか?
ダライラマのように、みんなが中共の残虐行為を「赦し」、民族の運命を神に託しどんな現実をも受け入れるべきなのだろうか。
というのを中心に、今後も書いていきます。
未来をひとつひとつ選択しているのは、「今」のわたしたちひとりひとりなのだ。
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聖火リレー@長野

26日の聖火リレー@長野。
テレビでは「不安に揺れる長野県民」
「ランナーへ物が投げられる、暴動騒ぎ」
「欽ちゃんひとりで再リレー」
などと報道されているが、実際のところどんな雰囲気だったのだろう。

そしてまた、聖火リレーが何故、世界中でこのような事態になっているのか。
その根本的な原因と解決策、そして日本がとるべき態度について、なるべく触れないように論じるメディアの多いこと。
この国独特の「空気」の中で流れる報道でしか、人々は事実を知れなくなってしまった。

mixiの中に、チベットを愛し、長野の聖火リレーで「free tibet」デモに参加した
人がいて、その人の日記にはチベット支援の立場から見た当日の長野の様子が、彼の撮影した動画と共に克明に記されている。

日本で「五輪聖火リレー」の治安のため警察がすべきなのは、
住民の安全の確保と、暴力を取り締まること、そのラインを踏み越えなければ
日本では言論による活動はどの主張も自由であり、まして聖火リレーは中国のものだけではないはずだ。

テレビでは流されない異常な映像も、youtubeには証拠として続々上がっている。
mixiのアカウントを持っている方は、是非彼の日記に直接訪れてみてほしい。
彼の撮影した現場の様子がmixi動画で観れる。
なお、このチベット問題は少しでも多くの人々が知らないと日本にとってヤバい問題だと思うので、この先も触れていく。
とりあえず注釈としてソースを張っておきました。
youtube動画もあわせてどうぞ。
なお、リンク先の動画はすべて長野の別の現場の模様です。
つまり似たような事件がそこかしこで起こっていた、ということです。 



アリ@free tibetさん
の日記

聖火リレー、行ってきました。
まず皆さんにお願い。
この日記を転載、リンクして頂いてかまいません。
動画3つまでしか載せれないため、
動画ありと書かれたものは僕のメインページの動画にあります。

4/26日を振り返ります。

早朝、善光寺へ向かった。
Mちん、Tさん、F君、Yちゃんと5人で。

町には何台もの大型バスが乗り入れ、中国人が降りてくる。
僕らがそれぞれ旗を作り、プラカードを作り、前日からカラオケボックスで寝ていたのに対し、
彼らは中国大使館から支給された巨大な旗と、チャーターバスで堂々登場した。       

善光寺参拝が終わり、街中へ。          
とりあえず聖火リレー出発地点へ向かった。
ここで日本とは思えない景色を目にした。

↓(動画)一触即発〜聖火リレーin長野


出発地点に、中国の旗を持った人は入場できるが、チベットの旗を持った人は入れない。
警察の言い分。
「危険だから」
じゃあ、何で中国人はいいんだ?
「......ご協力お願いします。」

は?
それやらせじゃん。
中国国旗しかない沿道って、警察が作ってるんじゃん。

その時の抗議の様子
(↑mixi動画)

この後TBSの取材が来た。
チベットサポーターの1人が、
「日中記者交換協定があるから映せないのか?」とアナウンサーに聞いた。
アナウンサーは「は?勝手に叫んでれば?」
と吐き捨てて消えた。

↓(動画)【TBS】長野聖火リレー 日本の偏向報道【朝日】


街中に行くとどこに行ってもFREETIBETと叫んでいる。
そこに中国人が押し寄せ、罵声を浴びせてくる。
(↑mixi動画)

交差点で中国人と僕らが入り乱れた。
突然Mちゃんが顔面を殴られた。
僕は殴った中国人のババアを捕まえて、目の前の警察に言った。
「こいつ殴ったぞ!!」
警察は何もしなかった。

↓(動画)抗議行動をする日本人に中国人がペットボトルを投げつける、しかし日本の警察は知らんふり。。。


ババアが俺の手を噛んだ。手から血が出た。
警察と目が合った。
警察は何もしなかった。

ババアが僕の顔面を殴ってきた。
周りのチベットーサポーターが、
「おい、警察、現行犯だろ、捕まえろよ!!!!」
と言ったのに、
警察は何もしなかった。

これが抗議活動中じゃなかったら、普通にブチ切れて乱闘になってる。
でも非暴力を貫く為、ひたすら耐えた。

Mちゃんが1日かけて一生懸命書いたプラカードを、
中国人が叩き落とした。
拾おうとするMちゃん。踏みつける中国人。
「おい、てめー何やってんだよ!」と制止に入った。
2mくらいの距離に警察がいたが、何もしなかった。

↓(動画)プラカード破壊に抗議する人間の鎖の一人
http://www.youtube.com/watch?v=KYTNrMjevIQ

街中いたるところで抗議合戦。
救急車が来たり大騒ぎ。
僕らはひたすら抗議活動をした。

雨が降ってきた。
それでも誰も抗議を辞めなかった。
中国人がかたまってる交差点を、
Tさんと旗を振りながら渡った。
沿道の中国人は蹴りを入れてくる。
とても沿道に入れず、車道を歩いていた。
警察が来て言った。
「早く沿道に入りなさい!!」
は?今入ったらボコられるじゃん。
なんで日本人の安全を守ってくれないの?
「じゃあ、あいつらに蹴りいれるの辞めさせろよ!!」と僕は叫んだ。
警察は「ご協力お願いします」と言った。

↓(動画)長野駅前モニュメントを占領する中国人


雨の中、聖火リレーのゴール地点へ向かった。
何故か中国人とチベットサポーターに分けられた。
警察は、「後で聖火の方に誘導するから。」と言った。
嘘だった。
ゴールの公園の外の何も無いスペースにチベットサポーターは閉じ込められた。
聖火なんか、どこにもなかった。
目の前には警察が何十人も取り囲んでいた。
こんな場所じゃ、声すら届かない。
数百人のチベットサポーターは、泣きながら警察に向かって叫ぶだけだった。

↓(動画)若里公園 チベット側

国境無き記者団もこちら側に来させられていた。
代表がマスコミのインタビューに答えていた。

聖火リレーがいつ終わったのかも分からないまま、
土砂降りの中僕らは叫び続けた。
この声を、伝えることすら出来ないのかと思ったら涙が溢れてきた。
MちゃんもF君も泣いていた。
こんなのってあんまりだ。
せめて伝えて欲しいだけなのに。
この叫びを聞いていたのは目の前に並んだ警察だけだった。

チベット人の代表が弾圧の現状を訴えた。
涙が止まらなかった。
内モンゴルの代表が弾圧の現状を訴えた。
涙がとまらなかった。

伝えたい。ただ伝えたいだけなのに、国家権力によって封殺された。
悔しい。悔しい。

日本は最低な国だ。
平和だ、人権だと騒ぐ割には、
中国の圧力に負けて平気でこういう事をする。
警察を使って。

帰りに携帯でニュースを見た。
「聖火リレーは無事終了。沿道は大歓迎ムード。」
「聖火リレーで日本人5人逮捕。中国人留学生に怪我。」

僕は愕然とした。
この国のマスコミは終わったと感じた。

あの怒号は、
僕らが受けた痛みは、
彼らの悲痛な叫びは、
どこに反映されたのだろう。

警察によって意図的に中国人のみの沿道を作り、
そこをマスコミは撮影し、
中国人の暴力を黙認して、日本人を逮捕する。
これが日本のやることか?
ここは本当に日本なのか?
中国の旗を持たないと歩けない沿道って何なんだ?

この国は最低な国です。
チベット人は泣きながらありがとうと言っていたけれど、
僕は彼らに謝りたかった。
初めて日本人であることを恥じた。

帰り道、僕らは泣いた。

これが真実です。
僕は日本政府は中国以下だと思った。
弾圧にNOを言えずに、言いなりになって彼らの叫びを封殺したこの国は、もう民主主義国家ではない。

4/26日長野。
そこには言論の自由はなかった。
歩行の自由すらなかった。
中国人を除いて。

追記:どなた様も、転載の許可必要ありません。
報告だけしていただけると、反応が見れて嬉しいのでお願いします。
動画が消えたりするるみたいですが、また報告していただけたら何度でも載せなおします。
マスコミの嘘つき。大嫌い。
FREE TIBET!!

追追記:コメント数パンクのため、
新しい日記の方にお願いします。
また、コメントにあった質問等にもある程度お答えさせて頂きました。



過激な動画ばかりだし、チベット陣営からの動画が多いので初めての方は事態を飲み込みづらいだろうが、
チベットで今行われている事を思うと、この屈辱的な状況でも非暴力を貫こうとする彼らの無念、悔しみは、観ていて辛い。

ネットでは今、過剰に嫌・中国の流れが強まっている感もあるが、それでも本当の事に触れられる可能性があるのは唯一ネットの中だけであり、一番の問題は(中国人の国民性なんかより)中国共産党によるチベット侵略、大虐殺という事実が今もなおあるということと、そして日本人は=私たちひとりひとりはそんな中国に対してどのような態度でいるべきなのか、ということだ。
今、中国はチベットも日本も同じに見ているのではないか。

できればこの問題にはあまり触れたくない。
ブログに自分の意見を書いて発信している人を私は尊敬する。
自分の知識のなさにも気後れするし、書くことをためらったが、
しかし自分なりのやり方で、ひとりひとりが一石を投じられる事を信じないと、
自分の周りの世界は、あの聖火リレーのように、真っ赤に染められてしまうだろうと思う。
なるべく早いペースで今後も触れていこうと思う。

チベット問題は、日本の未来について考える問題だと思う。
「困った隣人」とこの先どう共存してゆくか、
平和について私たちはどのような立場をとるか、異なる民族の文化を理解し、毅然とした態度で接すること、それが私たちにできるのだろうか。


次回はダライラマの記者会見@成田での発言について。
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